マンション建替えとは
マンション建て替えとは?
どのようなマンションも永遠に存在できるわけではありません。年を経れば、配管のつまり、壁のひび割れなど様々な不具合や障害が生じ、いずれ、修繕では対応できないような状態に至ってしまいます。
そこで、現行法上、マンションは、区分所有者と議決権の各4/5以上が決議すれば、マンションの建替えが可能です。
マンション建替えのメリット
建替えのために、①マンションの住民(マンション建替え組合)が、事業の施行者となり、デベロッパー等を「参加組合員」という立場で参加させ、「負担金」を拠出させ事業費を賄う方式、②区分所有者が提供した土地にデベロッパーが建物を建築し、建物完成後に区分所有者とデベロッパーがそれぞれ出資した割合で新しいマンションの権利を取得する方法等があります。
いずれにしても、現在の建物よりも規模の大きい建物を建てることで余剰の床が生じ、これをデベロッパーが取得することによって、建替えに必要な資金を賄うことができますので、住民の負担は少なくてすみます。
また、遮音性能・断熱性能等建物性能自体が向上しますし、時代にあったデザインや設備によって快適な暮らしが実現されます。また、建替えにより新しくなったマンションの価値は増大しますので、売却するにしても、賃貸するにしても有利です。
具体例
既に建築されてから数十年が経過しており、建物自体が老朽化し、修繕では対応しきれず、資産価値も低下しているマンションにお住まいの方。特に、住民全体の高齢化が進んでいるにもかかわらず、エレベーターがない等、高齢者が大変不自由な思いをしている方が対象となります。
我々は、マンション建替えに向けての意思形成から、建替え決議、その後の行政との折衝、さらには権利関係の調整までのコンサルティングを行います。特に住民の皆様の側に立ち、業者や金融機関との対等に渡り合えるよう様々な観点からご助言致します。
マンション建替えが達成されれば、一定の負担は必要になるものの、設備は一新され、快適な生活を送ることができるようになります。建替え前よりも、マンションの価値は上がりますので、ローンを全て返済しても余剰が出る可能性も上がりますので、たとえば、これを売却し、新たな生活を始めるという選択肢も考えられるようになります。
Before
After